火曜日

TO DO が溜まっています。すいません。論文査読の催促がきてしまった。今年度2回目かな。気にしていて、ちらちら見ていたのだけど、「受理するのだろうけれど酷い論文」なので気がすすんでいない。冪則を主張するのに両対数をとっていない、、というレベルでコメントをつけると数十にもなりそうだけど、文化が違うのだろうか。量的によく頑張っているし、新しい主張はあるので(雑誌の基準を考えて)不可にはできないしなぁ。

To Do を放置したわりに、Biroli-Mezard model で緩和則を測る数値実験を速攻でやってしまった。粉体(はたのさんや僕ら)、太田模型と同様な振る舞いが見える。BM模型では、様々な転移点が議論されているので、動的異常性と静的異常性との関係を考えはじめるのには最適である。

あ、日曜にここで書いたことは無茶苦茶*1だった。そんな甘いものではなかった。今のところ、自分自身では「意味のある非自明な転移点」はひとつも計算できていない。昨日、論文をみて、日曜日の僕の計算と値が違うことを確認して、おたおたと混乱したけれど、結局、僕の計算がアホだということに落ち着いた。悔しいのでもう少しやっている。彼らは「天下無双のキャビティー法」でえいやぁ、、とやっているけれど、すぐにはそれを使わない。必死で絵を描いて、絵を描いて、、「転移点の定義」から考える。太田君と議論して、やっと意味のある非自明な転移点の定義が見えてきた。[3つ目まで。4つ目はまだわからん。](不思議でしょう?定義がよくわからないままに計算できているのだから。。。)

定義が分かれば、運と頭があれば計算できるはず。途中脱線して、2次元の模型の絵も描いてしまった。三角格子の真ん中にサイトをいれた格子をつくって、こんな感じで相互作用すれば...有限次元ジャム転移のいい格子模型になっているのでは。(いわゆるTBF 模型などのKCM class ではない。Biroli-Mezardクラスで厳密解析可能な2次元模型があるような気がする。)

*1:正しく考えていくべき新しい着眼はまだ残っていると思っているけれど、この是非をつめるのには時間が必要。