金曜日

ばてばて。来週は4日間、ひたすらお客さんたちを迎えての議論なので、今週に全てを押し込んだ。会議他もあれこれ多数あって、パンク寸前に近いが、帰宅して夕食後はいつもうたた寝しているから、それほどでもないのかもしれない。

研究は自分は全くできる状態ではないが、伊丹君の話が面白い。話をしていて、30年近く前を思い出して、60年位前の問題を考えている。そう、30年前、森先生の射影演算子の方法が気持ち悪くて、結局、原論文を丁寧によんで、カークウッドのプラトー値問題の解決こそにその本質があるはずだ、というところまでいった(多分手書きのノートを書いた)が、結局、分からないままだった。真面目に問題を考えると、やはり、必然的にそこに向かうようだ。流体導出論文もカークウッドがあって森さんの58年のがあって、ランジュバン導出もカークウッドがあって森さんの65年のがある。58年のは現代版を作ったので、次は65年。。これらは形式的な話だが、うまいこといけば、数ヶ月の範囲で、東海大の喜多さんの多様な実験に何とかひっかかりたいと思っている。(渋い渋い熱拡散の実験の話なんだが、本当に理解しているかどうかを問うには最適なような気がしている。)

あと、中山さん、中川さんともメールのやりとりは続いていて、夏に始まった中川さん問題は、自分なりには折り合いをつけた。札幌にいく飛行機の中で思いついた素敵なアイデアは結局そこには生きなくて、伊丹君の整理整頓ノートにもとづいて愚直に考えることに尽きていた。素敵なアイデアをどこかで生かす道はないものか。。中川さん問題はどう残したらいいのだろうか。