金曜日

この4日間で対応しないといけない案件たちを全部終了..とはいかなかった。3つこぼした。京都と東京の流儀の違いに慣れない毎日である。会議での報告の仕方が微妙に違っておたおたする、という軽いことから、書類や事務対応など慣れないことからくるストレスはそれなりにある。何かを提出しても、まずスムーズにいかないしな。(あ、火曜日に書いた「扶養事実に変更はない」とクリックするだけに、うまくいかなくて対応部署に聞くのだけど、メールではなくて!、web に入力(名前や所属から)して、そしてその返事でもうまくいかなくて何度もweb 入力(名前や所属を)書かされて、(内心かなり怒って)電話できませんか、、とそこに書いた。コメディーじゃなかろうか、というくらい不毛なやりとりだった。最終的には、電話をしてくださり、直接対応してくだされば、解決した。電子化ということに、妙に歪んだこだわりがあるように見える。分からないことを電話で質問するパスがないのはありえないと思うのだが。(また、結局、電話で教えてくれたことは、マニュアルにもQandA にもないことなので素人で何とかなるようなものでなかった。そもそもそういうシステムにしていることがおかしい。)今日は別件(の電子化がらみで)止まったまま。

慣れない、といえば、京都では、佐々研とか金子研という概念がなく、凝縮系、非線形非平衡相転移、流体、ソフトマター、時空間 という分科という概念が基本にある。ソフトマター非平衡非線形で○○して、とか、凝縮系と相転移は○○しているから...とか、流体と非線形が○○して、というやりとりをしていると、わけがわからなくなる。(だいぶ慣れたが、最初は中々ピントこなかった。)もちろん、こういうカテゴリー化には、いい点と悪い点がある。制度としてクリアーなのは東大の方である。講座制の反省を踏まえて、講座制を撤廃し、研究室を基本に据えるけれど、形式的には大講座制(複雑系解析学大講座)をとっていて、実運用的にはその大講座とは違うグループ制(相関基礎Cグループ)をとっている。大学院の多くの問題の最初の意見集約はこのグループ単位で行われてきたし、僕の半端な移動に伴って院生が宿主不在になった対応もそのグループ内でお願いすることで何とかきた。他方、京都の分科は、講座制と(大講座のない)研究室制の中間のような感じになっており、難しい問題が多々あるように思える。特に、トップダウン的意思決定が多いこの頃だと、意見集約母体が常態化していないのは不都合が生じるし、研究室内外のより日常的な問題に対してもグループ化がされていないと不便なことになっている。まだ、現状の勉強中で、理解を少しづつ深め、できることから少しづつ変えていこうとしている。[駒場駒場で、組織の3重構造という着任されたときに理解するのがかなり難しいことがあって、大学院の単位(研究室/Cグループ)で閉じない諸々がある。]

空いた時間はともかく岩井論文を何とかすべく端末に向かう。