月曜日

あ、いやぁ、まぁそのう...昨日、「感触としていける」と書いた感触は信用ならなかった。伊丹くんと議論したら、つぶれてしまった。今日のところは、式だけを真面目にみると、「音速程度で(反対側に)ぶっとぶ」ということになるなぁ。でもこんなことは絶対に起こらないという議論は作れるので、単純な間違いをどこかでしている。どこだ〜??

音速といえば、今日の講義(3年生)のメッセージその1は、音速を何となく評価すると等温圧縮率から決まるが、それだと数値は合わない..何故だ?という話。雑学的に、「断熱圧縮率を使う」というのを知っている人はいるだろうけれど、その理由は完全な流体方程式経由でないと理解できない(と僕は思っている)。僕は学部生のときにちゃんと理解できなかった。今や、完全な流体方程式を知っているのだから、明快でしょ、という話。(しかし、中山さんが指摘されたとおり、詰めが甘かった。きちんと抑えておくべきだと思う。僕は抑えきってなかった。)冬休みに4回の講義をやって3年生の出席率がきわめて低いのだが...うーむ。。

大学院講義は、「多重尺度法の気持ち」を喋っていたら、予定の半分で終わってしまった。(僕の大学院時代のわざであったパタンのphase dynamics はイントロにも入れなかった。...うーん、どうしよう。)まぁ、でもテクニカルの肝は同じで、あとはゲームを究めるだけだしなぁ。次回は、Kawasaki-Ohtaの欠陥相互作用とその変種を予定している。これは数理的には多重尺度以上に気持ち悪いが、正しい答えを出せる。ただ、限界がありまくりで、僕はその限界に挑んで、ことごとく敗北したのだった。