金曜日

午前講義。午後、○○委員の仕事1,2,3。夕方、氷上さんのセミナー。着眼は面白いかもしれないし、知識は豊富かもしれないし、いつも実験を自分でやられているのは凄いし、これからの研究のへ意欲も清々しい。さすが普通でない様は十分にわかった。しかし、それがゆえに、平凡な科学者とつなぐ人が必要なのかもしれない。

帰りの電車は、キューブ模型に没頭。Wang-cube のクラスとしてとらえるとき、今の路線を簡略化するものとして8-Wang cubeを考え、それのシリーズとしてq^3-Wang cube を定義した。これは、q-->無限で転移温度--->0 と予想されるものでちょっと理論的にましかと思ってきた。帰宅してからもあれこれ見直す。今の段階では曖昧かなぁ。どこかで真剣に考えていいかもしれないけれど。

今週の模型、128-Wang cube (ver. 120119)はよい感じだ。アニーリング実験では今までのどの模型よりも遅く、(化学ポテンシャルゼロでも)基底状態には到達できず、ひっかかった準安定状態の最低エネルギーへも操作時間の対数で近づいているような感じ。(3dスピングラスと同じ。先週までの模型は2dスピングラスと似ていて小さいべきで近づいていた。)(小さいサイズでは)交換MCでは平衡状態を探索できているようだが、それでも最適解の探索は遅い。基底状態の安定性の気分もだいぶ分かってきたが、気分を説明するのもしらみつぶし的にやらざるを得ない、とあるテストを定義して、そのテストをパスすることを計算機でみせるしかないかなぁ。。(粒子を入れ替えるにはエネルギーが必要になることを言いたいだけだが、これが難しいんだな。)

歩きながら、数理科学特集/面白い発想[物理編] への記事のプロットも考えはじめる。趣旨を読むとちょうど書きたいことがあったので、お引き受けした。本当の締切は1ヶ月後だが、2月上旬には大体終わっていないといけない。(分量は放送大学の教科書の1/4程度なのでこの時間の見積もりで大丈夫だと思っているけれど、他の仕事との兼ね合いの評価が甘いかもしれない。)

非平衡はちょいと細切れではできない状態になってきたので、あと回し。これもノートを書いていこう。3月までには解説を書かないといけないので常に思い出さないといけない。

博士論文/修士論文審査はこれから。(D論2件、M論6件)