水曜日

教科書プロットは休みにして、論文手入れ。予定では3日間18時間かけて45page (PR preprint style) を丁寧にチェックするつもりだったが、時速があがらず、少し無理かな。時間をもうすこしかければできるが、集中力が落ちると却ってよくない。また、ざーと見るだけだと数時間で終わるが、早くすることに何の意味もなく、言葉のひとつひとつを丁寧にみたい。これまで数えきれないくらい根本君と往複して、文の配置については大体固まったとみなして、version 0宣言した段階なので、ここで言葉を徹底的に見ることで、これからの作業を楽にする。

論文に集中力が切れると、ccube模型を考える。ダメだな〜とため息をついているばかりだったが、2回目の休憩のときに、少しやってみたいことが出てきたので、今日はそれを見ることにした。模型をほんの少しだけ変えて、ccube2模型にする。(鎌倉後に考えたrcube模型は、難しいので当面見送り。)

平衡状態の微妙さはさらに増す感じなのだが、動力学的にはこっちがいい。京都の研究会もあることだし、動力学についての題材もそろえておきたかったし。高温極限から低温まで温度をゆっくりさげてもとの状態にゆっくり戻す。この際、数ケタにわたって操作速度を変える。この操作に伴うエントロピー生成は操作速度の0.5乗で消えていく。少しゆっくり。到達しているエネルギーは、操作速度の0.22乗くらいで基底状態に近づいているので、これはかなりゆっくり。熱の積分から評価した最低エントロピーは操作速度の対数の逆数に比例して0に向かっているので、これは無茶苦茶ゆっくり。もっと厄介なのは、基底状態から温度をゆっくりあげる場合で、これはそもそも全く違うカーブにのっていて、この操作時間依存性は今のところ特徴づけができていない。これは10^3 だが、明日の朝には20^3 のテスト結果がでているはず。

交換MCで平衡系も見ているけれど、どうも交換MCのパワーをつかえていない感じだ。(チューンしてないので、うまくいかないときは効率が悪いままになっている。。)

うん、やはり、典型的な1次転移とも2次転移とも違うよね。理解できるんだろうか。。