日曜日

タイル模型論文の査読書への対応をやっとはじめる。ひょっとしたらまとまった時間が必要かも...と恐れていて、昨日まで手つかずだった。その予想は当たってしまい、目標時間の数倍かかって第一原案を書き終わったのが今日の夕方だった。18kbyte 書いたからほとんどレター論文に近い。

ひとりの査読者はOKで、もうひとりもコメントの数は4点くらいだが、要するに、「何を目指して、何を得たことになっているのかわからん。特に、お前の提案する路線とスタンダードなガラス系の解析 −レプリカ対称性の破れやpoint to set correlation との関係はどうなっているのだ?」ということに尽きている。これはガラスの専門家にとっては至極もっともであり、その点に対する配慮が全く足りてなかったのは事実である。というわけで、それにきちんと答えて、introduction は後半をほとんど全て書き直したりしていると、結構な量の改訂になった。ここで時間をとって考えたことは、僕にとっても非常に大事で、問題を整理するのにきわめて役にたった。ありがたいことである。原案は書いたので、明日からゆっくり見直して、今月中の再投稿をめざす。

これで時間がなくなったので、金曜日の夜にできたらいいなぁ、、と書いた「課題その2」に入るのは無理で、Nature of computation 3章を読み始める。英語が難しい。。。途中まで読んで、2章の問題を解く。n桁の数字の掛け算の手数は、素朴なひっ算のO(n^2)から大幅に改善できて、O(n^{1+\ep}), \ep >0 まで簡単化できることを示せ、、というのがお題である。読み込むだけでO(n)だから、この評価は驚異的である。最後のところで非本質的なところが微妙にあわないが、何とかできたか?? [しかし、この本 typo が多すぎ。ちょっと酷い。]

今週もイベントが非常に多い。先週の火曜日に突然不調になった腰は、何とか持ち直したようだ。(今は何の違和感もない。)