金曜日

セミナー5日目:最初のえんげるさんの講演は、仕事の分布の漸近解析という渋いはなしだったが、僕は嫌いではなく、かつ、僕が知らないテクを使っていたので勉強にもなった。参考文献を見ておこう。何かのときに使えるかもしれない。河合さんの情報と物理の話は、言葉の定義の問題と歴史的論争の論点整理の切り分けが難しく、全体像がよく見えなかった。さがわさんを横において、二人で議論しているのを横で聞けるといいかもしれないが。。

今日で帰る人たちも何人かいる。うど(ざいふぇると)やでりださんは今日帰るので、その前に個別に Nemoto - Sasa を説明する。うどは、「形式的には綺麗だが、それで何か役に立つのか?」と想定された質問があって、10個の異なる余分の力を用意してカレントなどを測定することで、もとの系の力とか全然知らなくても2次関数から遠い母関数を綺麗に推定できますよ〜、、というと、目つきが変わってくいついてきた。でりださんは、やはり、マルコフジャンププロセスで成り立つ、というのは気にいってくれた。この文献が関係するかもしれない、、といって、ネットをぱぱぱーと探し始めたので、どきどきしたが、ローマグループの話で、関係するかもしれないけれど、色々違う...といった。(来週は、いよならしにおさんが来るので、確認する。)[でりださんにとっては他人の仕事は難しくてフォローできなくて云々、、、といっていた。]

ふれでりっくは、簡単な例で明示的に見せよう..とあれこれ確認する。大体の方針は分かったので、計算できるはずだけど、彼は今日帰る。(僕たちの予定を変更して、ストックホルムの後パリに2,3日滞在してから帰ったらどうか... と言われても、、色々な意味で無理。)勿論、明示的な計算ができたからといって大きく変わるわけではないけれど、具体的なことを考えていく研究の進め方としては健全だと思う。

食後に関本さんと話をしていたら、「簡単な系で観測されるかもしれないおかしな振る舞い」を紹介してくれた。何のこっちゃ。。。簡単な例題でも、ちゃんと考えていくかどうかだけだけど、僕は想像すらしてなかった。(おもちゃとしても面白いので)、ちょっと考えたい。

夕方は、いよいよ、くりすてぃあん(まーす)に nemoto- sasa の説明をする。とりあえず、「この公式は知らない。そして、面白い。」というのを聞いてほっとした。非平衡のゆらぎに関する変分関係と物理の関わりは、彼がもっとも精力的に開拓しており、ニアミスに近い表現はいくつか見ているので、彼が「あ、それは知っている。」といってもおかしくなかった。(僕たちができる範囲で文献調査はしているけれど。。)ただし、僕たちの表現を、ほぼ1瞬で、自分の世界に入れてしまった。僕たちの問題をDVにつなげてまーすたちの話と結び付けると、nemoto-sasa になるかもしれない、、ということだった。本当かどうかは分からないが、なってもおかしくない。ひぇー、休日も休みなしだ。

さて、生活環境が今日からダウンタウンのホテルに変わる。ぼくは、郊外のアパートの方が良かったのだけど、都合上仕方ないらしい。新しい場所に移動するのもおたおたし、ネットにつなぐのにおたおたする。セブン=イレブンがあちこちにあったから、近くにもあるかなぁ。。。明日みよう。発表の準備も骨しか作っていないので、土曜日か日曜日に気合をいれて準備する予定にしている。何人かの人に説明して、ポイントの整理整頓が必要なことも分かったので。。