土曜

気合を入れて、ハード格子粒子系の圧力制御時間発展を書く。熱力学量は、化学ポテ制御系と同じだが、色々と後のことを考えて、どうしても欲しくなった。平衡値の計算だけなら、化学ポテ制御系(グランドカノ二カル)の方がずっと易しいアルゴリズムだし、レプリカ交換化も簡単にできるので、圧力制御系を考える必要はない。最終的に理解したいの、ガラスの属性であって、実験室系での話も視野にいれているので、(現実には)実装不可能な統計力学だけの世界からいつかは離れる必要がある。

圧力制御系を組むのははじめてで、途中で原理的なことに混乱し、ハードコア系では無理かな、、と一旦あきらめかけたが、何とか、アイデアを絞り出した。サイズ依存性までみて厳しいチェックをかけたわけではないけれど、低密度領域だと化学ポテンシャル系での状態方程式に近づきそうなので、今日の目標は達した。高密度領域は、色々と疑問だらけだ。完全充填から出発して、圧力をさげて融かすときの振る舞いは、今までみてきた融け方と違う。融けたものに対して圧力をゆっくるあげて固めても、もとにはもどらない。(操作レートを系統的に変えて到達可能性をざっくりみている。)完全充填は不規則なので、それはそうだろうけど、、さて、さて。。。