木曜日

ソール会議4日目:最後の講演は、こすたりっつさん。「あの」こすたりっつさんであることは、実は、今日になって認識した。今までに少しは喋っていたし、奥さんとはもっと喋ったけれど、「あの」こすたりっつさんだと思ってなかった。(あらかじめ講演の要約を読んでいて、こりはダメだな、、という話だったから。)昼食のとき、たまたま、KTの話がでて、ほれ、そこにいるやん、、、って。えぇー。

講演は、何と蔵本方程式に減衰とノイズを加えた話で、僕は講演の主張を100パーセント理解した上で、全くダメだと断言できる話だった。ただし質問の仕方を考えようと、準備していたのに、しるべるとさんがいきなりあさっての方からコメントしてしまい、変な話になってしまい、おそらく100パーセント理解しているゆご(しゃって)が言葉短くダメだしした。れいはん(たん)が、こういうことができるのでないか、、みたいなフォローに入ったけれど、ええい、それをいうなら、全部説明してしまえ、、と、80年代に分かっていることを説明し、今の問題で何がいえたら新しいことになるのか、そして、僕はそれが成り立つとは思っていない、、ということをいった。[やりとりをしていると、(減衰のない)蔵本方程式でも初期条件を適切に選べば、カオスにならずに安定な周期パターンに到達する - という基本事項も理解されていなかった。]

この4月に、KT 論文やそのすぐあとのK論文を読んでいたので、ご本人と喋れたのは感慨深いものはある。しかし、なんでまた今頃このテーマをやって、しかもlow-quality なことを発表しているのだろう。

さちや(まじむだ)の話は、「Nステップまでのn-ランダムウオークをつつむ最小の凸多角形の長さと面積」について、今までの数学の知見を超える方法についてで、単純に面白かった。彼と知り合いになれたのは、この会議のもっとも大きなことだったかもしれない。

はいこ(りーがー)に僕の講演の話を説明したが、今一反応が悪かった。彼の講演中、僕はずっと寝ていたせいかもしれない。。(お前もbiophysics か....という感じの講演だったけれど、、苦しいと思うけどなぁ。3月の京都会議でのSLE がらみの話の方が活き活きしているように見えるんだが..。ドイツも一人、また、ひとりと生物物理に転向していく。。)