火曜日

やるべきことは、最密充填からの摂動で、"order"がそのまま持続するかどうかを判定すること。この"order"は、translational order でもないし、orientational orderでもない。しかし、ある謎の量(* こんなのばっか)の相関はべき減衰することを示せる。この量を介すると、真空の構造は、 3角格子AF Ising の真空と同相であることがわかるのだ。ただし、密度の空間相関は短距離しかないので、実験的には、disorder-disorder 転移にしか見えない。だから、T=0, AF Ising の"topological order" が有限の化学ポテンシャルで残るかどうかが問題である。(数値実験的には「残ること」を示唆している。)

この手の話は、大昔から研究されている。とくに、KT 論文以降の10年は、中々マニアックに色々ある。が、全く不勉強な世界なので、慌てて勉強している。例えば、AF Ising では T>0 ではその"order"は壊れる一方、T-->0のまま hを(Tでスケールして)いれるときは、その"order"は残る -- とか、何のこっちゃという感じ。でも、有限の化学ポテンシャルの世界は、AF Ising とはほぼ関係ないように見える。クーロンガスの世界にもっていくのが80年前後のプチ流行で、今の場合どうなのかな、できるかな....原理的にはできるのか...。うーんん。