木曜日

小林さんの連続講義(トポロジーBEC)がはじまる。予備知識ゼロで非可換渦の動力学をちゃんと理解したい、という無謀なことを提案した。最終的には、色々と目論んでいることはあるけれど、それはさておき、基礎がわからないと話にならないので純粋な勉強の側面もある。今日のひとつのゴールは、3次元実射影空間と3次元回転群が同相であること。非常に明快な解説で完全に理解した(つもり)。19歳のときに勉強した記憶が少しあるので当時の本をめくってみた。横田一郎さんの群と位相。確かに、その定理は勉強したことになっていて、鉛筆で記しが入っている。しかし、落書きの程度をみると、どうも理解が浅く、なぞっただけっぽい*1。。少なくとも、自分で腑に落ちた理解をしている風はない。この本は友人たちに教えてもらいながらゆっくりすすんでいたのだが、途中からバテきっている。今、勉強したら、もうちょっときちんと理解できる気がするんだが..。よくあることで、仕方ない。これから勉強すればいいや。

その後で、加藤研との合同雑談会。今日は、加藤さんによる「BECにおける密度揺らぎ」の初歩からの解説。やっていることは理解したつもりだけれど、自分たちとの関係でどうも腑に落ちないところがある。これを次回までに具体的に見ることが自分に対する宿題。

*1:19歳といえば、熱力学を勉強しているときでもある。これも全く腑におちなくて、なぞることすら追いつかなかった。研究と関わるようになってから、やっと理解したのだった。