日曜日

各種作業はすすまず。困ったな、困ったな、ホントに困った、何で♪という音がなっている。腰もいよいよ悪くなってきて、強い痛みはないけれど不便度が日に日に増している。どうしたものか..。

ところで、金曜日に堀田さんの「重い電子系」のセミナーがあった。理解できる範囲での素朴な質問をして、セミナー後に挨拶していたら、加藤さんが不思議そうにしていた。直接会うのは15年ぶりくらいだったけれど、僕がD3のとき、堀田さんはM1だったので、ちょうど坪田さんと僕の違いくらいで、よく話をしていた。あの頃の京都では、日常の生活では凝縮系と非線形系の区別はあまりなく、自分の研究がうまくいかないとき皆さんにわめいていた。当時、M2に樺島、茶碗谷、奥田、高見、市岡、神吉という6人全員が今も研究を続けている世代があって、D1には、青柳、水口がいた。色々な意味でアクティブだった。(アクティブすぎて、僕よりさらに年長の皆さんに叱られたこともしばしばだった。)大学院重点化前のことだから、今は随分と様子が違うんだろうなぁ。

事業仕分け関係の意見の整理:少しづつ自分のもやもやが分かってきた。僕は、科学技術行政の現状に色々な問題点を感じてきたし、会話でも言ってきた。今回の事業仕分けでは、その問題点のいくつかは的確に指摘されていて、賛成する部分もある。

科学行政の中で特に関連する文書は(テープ起こしも含めて)ひととおり目を通して、僕にとっての問題点は言葉になりつつある。まず、仕分け作業の各部分で論点整理に誤解や混乱はある。完全はありえないのだから、誤解の存在は仕方ないにしても、その部分についての議論・指摘は必要だ。また、評決が非常に大雑把で、論点整理がきちんとできていないままに大枠で評決しているために、"(僕が思う中で)worst"をとればかなり悪くなるし、"(僕が思う中で)best"をとればそんなに悪いものではない。この幅は、今後の展開にとって決定的である。今すぐにできることは、この幅の中でベストをとっていくような意見を整理することではないか。[論点整理に混乱があったり、結果の解釈に大きな幅が生まれるのは、"大きな方向性"についての表明がないことと関係している。これは僕たちにとってはストレスフルだ。特に、公約との関係についてどのように考えているのか探せなかった。]

とりわけ、若手研究者支援の縮小判定が最優先事項であり、まずそれに絞って具体的な意見をまとめることからやろう。いくつかのアイデアはあるがまだ整理しきれていない。