土曜日

木、金とばたばたしていた。掃除もゴミ捨て9割程度で飽きた。OHP も途中から捨てるのをやめた。来週、残りのゴミを捨てるだけでばてるだろう。もくろんでいた論文の整理は、1年後かな。

学会のシンポに向けた頭の準備として、「びろり=メザード模型」の平均場解析を自力でやろうとする。まだなじんでなくて絵を書いている段階である。答えを手にいれる目的でなく、絵を書きながらなじむのが目的なのでこれでいい。松尾さんがやっていた模型をあと一歩単純化すればこれになったんだなぁ。しかし、その一歩の遠さもよくわかっている。気合の入った「ざんぽーに=ぱりじ論文」も読みすすめる。うーん、わからん。あと、「くるざくら=くーちゃん論文」とか「レンカ関連論文」も真面目に読む予定。

学会シンポのプロットも書いていて、導入までの案を紙に書いた。本論の構成は上記論文たちの理解とも関係するし、それとは別件のシカゴ関連やソフトモード解析のアイデアとのバランスも考えないといけないので、まだふわふわしている。

学会の一般講演は、岩田さんもみやまくんも僕も、(凄くはないが)新しい主張をひとつ提示するところまでは何とか間にあいそうだ。太田君はすでに持っていた。

来年度の4年生の輪読セミナーは、レビューを読むことにしていた。題材を悩んでいて、(個人的に勉強したいと思っていた)cold atom にするか、(北海道で刺激を受けた)情報科学への統計力学の応用にするか、(ここいらでまとまって勉強するために)粉体流にするか、(自分の研究の準備も兼ねて)生化学反応ネットにするか、、色々並べた挙句、来年度夏学期はこの15年でもっとも多忙なスケジュールになっていることを優先して、僕の負担が少ない題材にしてしまった。れてぃしあさんのれずーし夏の学校の講義ノート「ガラスの動力学」にした。ガラス入門というよ理論物理の非標準的入門という位置づけだと思う。丁寧な講義ノートだし、色々な観点から学べそうだし、4年生にも適切だと判断した。もうちょっと時間の余裕があったら、他の題材の方が個人的には楽しめたのだろうけれど。

過去の4年生セミナーでもっとも印象的だったのは、(今はふたりとも助教になっている)寺本さん、大槻さんたちと、 Lambalgen による von Mieses randomness のreview (J. Symbol logic)を読んだときかな。僕の専門分野ではないし、文を追うだけでいっぱいだったけれど、それ故に大変楽しく、かつ、勉強にもなった。