月曜日

random first order transition theory: うーむ。論文をざっと眺めてちっともわからなかったのだけど、雰囲気くらいはわかったか?昼食のときに、Wolynes さんにもう少し素朴なレベルで聞けたのもよかった。が、午後の「議論」はさっぱりわからぬ。何が論点かもわからない。ブショーさんが黒板に書いた「問題」はわかるのだけど、議論している内容はちっとも見えない。式がないしなぁ。どこまでが現象論で、どこまでが発見論で、どこまでが厳密で...ということを全てのやりとりで聞きたいくらいだったが、そういうことを聞く雰囲気ではなかった。

Silbert さんとの話はよかった。僕は、彼らのPRL論文 の残像が頭に少しある以外は、Nagel さんの講演と太田君から聞いたことしか知らなかったので、非常に細かい精度で聞いた。この2,3日やっていることと強く関係する内容なので、今の僕にもっともピントがあっているテーマだしな。

Mooreさんに技術的な質問をする。形式的なことは論文で知っていたし、講演も形式的なこと以外の情報がなかったので、計算上の詳細を聞く。多分、やっている手続きは理解した...。が、どうかなぁ、、限りなく灰色に感じる。

以上の三つの話に共通することだけど、MF theory が真に正しい有効理論のlocal part を与えることの理解をしたいのだけど、どう考えるのがもっとも素直なのだろうか。平衡系の場合には、形式的な議論はできるけれど..。その場合でも物理として明確な指針が欲しい。