日曜日

ドレスデン。時間もあったので昨夜のホテルから駅にバスでいこうとしたのだが、途中でバスが動かなくなった。そういう国なのか...。ベルリンの観光を全くせずに、早々にドレスデンに向かうつもりが、そんなこんなでちょうどよい時間帯についた。でっかい部屋(2 bed roomes +living +bath+kitchen) を笹本さんとshare する形になっている。これだと家族が滞在できるなぁ。。

registration をすませて、20時から歓迎会。いちばん最初に"nice to meet you" といったのが、Thierry Bodineau だった。お、早速、さささっと質問する。しまった、まだ読んでいない論文の話の部分がよくわからん。(明日の夜みてみよう。今晩は、自分の発表の準備がある。)思っていたとおりの感じの人だった。

歓迎会。偶然、隣に座ったのが、Gianni Jona-Lanasinio .... !(推定年齢から)思っていたよりまだお元気そうだ。ミーハー丸出しで、Nambu and Jona-Lanasinio のことから話はじめる。「君は、統計か?」というので、「はい、東京からきたささと申します。」(と、汚い英語で答える。)「2,3年前にJSP に長い review を書いたか?」というので、「いや、それはreview ではないのですが、長い論文を書きました。出版されたのは昨年です。」「Jowel が... といってた。」(... の部分を聞き取れず。)二つ目の皿をとりにいったときに、その特等席はなくなっていた。。。。 でも、なんとなく幸せな気分になっていたので、あとは、たくさんくって、たくさん飲んで、色々な人と話をした。明日の発表、ちゃんとしたいな。

忘れないうちに色々:Jona-Lanasinio さんは、35年前に荒木さんが京都で開いた国際会議にきたらしい。[まてよ、今わかったが、それって1975 のやつで、蔵本さんが結合振動子をはじめて喋ったやつかな。。]久保やBogoliubov もきていた。。その会議で、中心極限定理のくりこみ群的解釈に関する話をした。この会議の影響で、数理っぽい話にシフトしていくことになった。(くりこみ群のPDE への適用は、Kupiainen たちのをご存知あったが、イリノイのはご存知でなかった。)昔話で、もっとも印象的だったのは、国際会議で南部さんが急にいけなくなって、自分がピンチヒッターで喋ったときのこと。南部さんは既に有名だったが、自分はまだ全く無名のresearch associate だった。当時のビッグボスたちを前に、おおいにビビッたが、反応がすごくよかったのでうれしかった。。南部さんとは今でも誕生日カードのやりとりを毎年しているし、何年か前にもあった。。