火曜日

χ_4問題:まさに夢の中で、昨日の枝問題の解決方針にのっとって、主たる問題を再考していると、あれれ、そもそも発散しないぞ....? 目がさめて、あわてて枕元の紙に書きなぐる。どうも慎重さに欠いていたようだ。ちょっとややこしい微分方程式が絡むが、これを数値的に解くのはたいしたことないので、こいつの数値解を眺めるのが最優先事項だな。。(今、朝の8時すぎ。。。)

終わった.....。↑の問題は、講義の前後でやり、なんだかおかしいが、確定的なところまでいえない。最終手段で、昨日かいたパスアンサンブルを生成するプログラムの調整にはいる。今日できるだけ調整して、明日が勝負だと思っていたが、日付がかわる前にあっさりおわってしまった。僕らが考えていた方針では、揺らぎの異常性はでない。とある解析では、冪発散より強い発散があることを示してたが、この解析ででてくる量と測定量の関係を早合点していた。

なんてこった。Iwata-Sasa I から考え直しかもしれない。。また、別の早合点があるかもしれないが。

くしくも、Iwata-Sasa I の査読(JSTAT)がかえってきて、MCT でないからだめ、、かと思いきや、MCT でない理論の模索の重要性も認めてくれている。質問が膨大にあるので、答えるのに時間がかかるかもしれないが、理論物理っぽいもっともな質問なので、嫌な感じはしない。

Nakamura-Sasa の査読 (Phys. Rev. E)も帰ってきた。査読者ふたりともほめてくれている。とくに中村君は昨年苦労して結果をだして論文完成までこぎつけたので、こういう査読書をもらうと嬉しさもひとしおだと思う。実際、Otsuki-Sasa やIwata-Sasa のように権威に喧嘩うっているわけではないので、過激度はないが、非平衡粒子多体系でfluctuating hydrodynamics そのものをまじめに導出したのは、この論文がはじめてであり、学問的な意義は高いし、今後の色々な問題につながっていく。