日曜日

休養をとりながら、年末にむけての予定を整理する。大きな外出は2件。12月15,16日の生物物理の研究会(基研)での講演と12月19日ー21日の台湾=日本交流会(台北)での講演。前者は、Osawa, Yanagida, Noji, Tokunaga, Sekimoto さんらのそうそうたるメンバーにまじって、いったい何を喋れるのやら、、と今から緊張している。ちょっと会の趣旨を誤解していて、依頼があったときは、雑談会みたいなものだと思って勉強するつもりでひきうけたのだ。しかし、この機会をいかして、生物物理的な問題と非平衡物理の問題の接点について真剣に考えたいと思っている。後者は、僕にとっては、台湾と日本の弱くて長くて(低予算での)恒常的な交流を積極的にすすめていこう、という計画の一環である。昨年、その第一弾として、林さんがLeung 氏をホストとして訪台して大成功(=これは、Leungさんからのメールの口調からもお世辞ではないことがよくわかるものだった)をおさめ、今年は、Leung さんが交流会を企画したのだった。来年以降も、元気な院生を日本に迎えたり、逆に台湾にいったりする機会をゼロにしないようにするつもりである。[大事なことは、特別予算で企画せずに、通常の科研費や運営交付金(=旧校費)のなかからやりくりできる範囲で細々と続けることである。]

書き物は、まず、Otsuki-Sasa, Nakamura-Sasa, Iwata-Sasa をおえたい。(もちろん、院生の皆さんががんばるのが必要条件である。)ほかに2件ほど予定しているのがあるけれど、状況次第かもしれない。とある本の1章分について、2月締め切りの草稿かきを年内におえたい。能力の限界に近いかもしれない。

研究は、8月末にたてたプロジェクトで林さんがすでに始めているものについて、僕も始動したい。パリでの収穫である Eytan との研究もうまく波にのれればいいな。このふたつ以外の膨大な数の課題は、状況依存で柔軟に(=その場その場で本能にしたがって)動いていくのだろう。