火曜日

終日、研究会(京都)の準備。集中力が切れそうになるのとの戦いみたいなかんじで時間が長く感じる。(今頃、○○の発表だなぁ、、とついつい、学会のプログラムをみてしまう。)ともかく、明日にはスライドをひととおり完成させねば。今日の作業、目にめえる量としては非常にすくないが、だいぶ構成が頭になじんできた。麻痺してきただけかもしれないが。京都研究会の要旨はだした。ところで、この研究会での発表は、2週間出張の最終日なので、発表の頃には、全て頭から抜けてしまっている可能性もあるなぁ。。。ときどきみて思い出すことをしないといけないのだろうか。

preprint をみていたら、ちょうど F. Ritort の論文がでていた。有効温度と実温度の大小関係を第2法則の拡張から議論できないか、、といって、僕らの論文をひいてくれるのはいいが、ちょうどそういうのりでの議論を、岡山学会のときにあいた時間でやっていたのだった。で、結局、そういうことはいえない。(気持ち的にはいい線はいくので、何かあるのかもしれないが、その不等式には結びつかない。) Hayashi-Sasa の昨年の論文もみといて欲しいので、そのあたりの論文もいくつかうちだしてもっていっとくか。

もうちょとちゃんと読む。議論の骨子はわかった。two level system を振動磁場中におき、背景との弱結合でのエネルギー移動から、有効温度をきめるもので、これだけだとほとんど意味がなく、数値実験で測っただけの話である。(少なくとも、どのようにこの有効温度が使えるか、という議論が付随しないといけない。)Chandler 関係の特別号への寄稿なので、研究としての熟成度が低いまま論文にしたのかもしれない。しかし、もともとガラスのFDR violation を精力的にやっていた人が、非平衡系でのエネルギー論へ視点がうつっているのはよいことだ。そうすると、必然的に、両者の接点を考えることになる。実際、部分系から部分系へのエネルギー移動を kinematical に(相関や応答で)捕まえる話は、原田さんと春に少しした。あの頃はまだ式をいじくるのに不自由していたが、この夏に鍛えたので、いまやすぐにでもこの問題で具体的なことができる気がする。簡単に理解できるようになるのは結果としてよかったのかな。。8月10日くらいは不安だったけれど。