金曜日

はぁ、疲れた。特に、最後の会議(司会)は、思った以上に論点があって、色々と整理しないといけない。うーん、合理的に考えれば僕の案が一番いいように思うが、反論というか危惧も分かる。でも、この際、表に出して議論した方がいい、というので箱をあけたことになるか。。その他にも終点にたどり着くのかどうか分からないのが2,3平行して走っていて、中々気が抜けない。

朝の会議からランチミーティングまで1時間空いたので、上田君と最後の打ち合わせをした。午後、上田君が投稿した。最終版のタイトルは、"replica symmetry breaking in trajectrories of a driven Brownian particle" 。(ひとつの粒子の経路のアンサンブルにおけるレプリカ対称性の破れを示したんだよ〜)いい論文になったと思う。上田君の個性と能力が十分に発揮できているし、学問的にも非常に大事で面白い一歩になっていると思う。さらにその次の一歩がきれたらもっと面白くて重要になるのだが、それはゆるりと。。

夜、NJP論文の最終節を書いていたが、途中まで。そういえば、昨年の流体論文のときも歴史が酷かったのを思い出した。森さんの最初の試みは、最初だから分かるけれど、ずばーれふとかまくれなんとかを「間違ったまま」受け入れている人が多いのに愕然とした。間接聞きなので確かではないが、日本の偉い某先生たちもずばーれふを絶賛したとか。。(それが事実なら、「お前ら、手を動かして、確認していないだろう。さもなければ論理力がないか。」とその偉い人たちに言いたい。)健全な反応は、ずばーれふとか理解できん、だと思う。僕は昨年まで理解できなかった。たちが悪いのは、自分が理解できていないのに、凄いとか何とかいって持ち上げて進歩をとめてしまうこと。僕は今ずばーれふのどこがおかしいか理解しているので、丁寧な論文の中にそういう解説をちゃんと書くべきなのだが。。とてもその時間はないので困った。この1ヶ月の振動子関係も全くパラレルで、crawfoldのあの読みにくい論文をチェックしないまま「大事な結果を出した」と褒めていたのは、ずばーれふをほめるよりは規模は小さいか。。