火曜日

ばたばたばた。朝起きて、自分の家でファイルを探すがない。大学にいってファイルを探すがない。帰宅してファイルを徹底的にさがすがない。探していたのは、夏の学校の講義で準備した資料一式で、11月の新潟大学での集中講義の題材(の一部)にもなるし、NJP に投稿する論文の計算もしてある。それらを全部やりなおすとそれなりの時間(15時間くらい?)かかるだろうから、ちょっとその時間はとれない。かなり焦って、最後の方は、何でないんだぁ!!と叫んでいた。大体2ヶ月前だから、ないはずない。1年前のノートが発掘されるのに何で2ヶ月前のがでてこない...。かなり放心して、2ヶ月前なのに..とぶつぶついっていると、待てよ、まさか普段持ち歩いている3冊のファイルに入っているなんてことはないよな。。それは中身はそれなりに見ているはずだし。。でもこの一番分厚いの中には何が入っている....げぇぇぇ〜 あった。(うーん。推測:家に和室があって、いつもそこで作業しているのだが、先日片づけて、自分の机の上に運んだ。そのときに、「これは大事だし、もうすぐ使うだろうから、、と普段用のファイルに入れたかな。。少なくとも8月下旬には持ち運びファイルには入ってなかった。)

これで疲れ果てた。とりあえず、無限レンジXYLangevin模型の緩和定数の計算結果だけみる。ふーんん。よし、昨日書いたプログラムでちょこっと計算しよう。N=100 で温度は0.1ずらそう。緩和の様子はノートパソコンで1瞬。ノートの計算結果でfitしてみる。おぉ〜。たぶん、大丈夫そうだな。後は、研究室の計算機に投げて、計算精度をあげればいいや。

この計算は、秩序変数の「散逸定数」を求める必要がある。秩序変数の有効ハミルトニアンの部分は無限レンジなので統計力学で厳密に実行できる。散逸定数は、ダイナミクスの縮約という形式的な方法で求まるかもしれないが、僕にはすぐには分からない。射影演算子の方法で計算できるかもしれないが、僕にはすぐには分からない。散逸はエントロピー生成から決まるはずで、それを生かした摂動論をつくっている。臨界点の近くなので時間尺度は分離し、その分離にしたがった摂動をくむと自然にそうなる、という構造が分かってくると面白い。 ここに記録  がある通りなのだが、実はもうすっかり忘れていた。(だからノートがないとやばかった。。。)