土曜日

東京の公開シンポジウムに出掛ける。東京は交通がマヒしているというニュースをみて、2時間余裕をもって7時に家をでる。交通網に大きな乱れはなかったが、駅からが大変で、特に、構内に入ってからが難儀した。一般参加の事前登録は130人だったが、これは20名くらいしかこないかもしれない、と思ったが、想像を超えて多くの人が来てくれた。熱心に聞いてくれていたし、明快な質問もしてくれていた。(他の講演でも、非常に本質的な質問が結構あった。)

スライドの構成チェックが不十分で、朝起きた時もさえなかった。歩きながら、頭で喋ると流れがおかしい気がしてきた。で、新幹線の中でかなり集中して、構成をあちこちいれかて、数枚追加した。30分+10分という時間配分も確定した。(後半が10分でいいのか迷いはあったが、迷ってしまうと全体にふにゃっとしてしまうので、はっきりした。)この10分の説明の仕方はまだまだ改善の余地があるというか、「練り」が足りなかったかな。

休憩時間は、村下君にあれこれ喋る。僕が言いたかったことは多分理解してもらえたと思う。中山さんには"hidden entropy production" の予告編、というか、○○できたら恰好いいだろう? − と、可逆測度非保存系の話をちらっと。シンポジウム後に会議があったので、そそくさと..。(会議にでるより、物理の話をしていた方が有意義だったのだが。)

そういえば、学習院で木村さんの話があったのだよな。東京にいれば行きたい、、というか、東京にいたのだが、完全な裏番組だったからなぁ。実は、木村さんとは幻の連名論文の草稿があったのだけど、ばたばたして論文にするタイミングを逸してしまった。卒業研究で測定がらみの話をやったのが少し面白くて、木村さんに新しいかどうか聞いて、ついでに、測定論の標準言語版のもつくってもらっていたのだった。もうちょっと僕に体力というか精神力があれば、そういうのも論文として公開するところまでもっていけたのだろうけど、なかなかね、論文をきちんと終わらすのはハードだ。もう8年近く前か? アブストラクトを見ると凄く面白そうなので、来年度都合がいいときに京都にきていただこうかな。