金曜日

熱海で新学術領域研究会。僕は1日目の夕方から参加。研究会は顔合わせの意味があって15分講演(+5分議論)がずっと並んでいた。勉強になることもあったが、そこで深めることはないしなぁ。印象に残ったイベントをいくつか。

僕の講演には宮崎さんがくってかかって、的確なコメントをいってくださったのだけど、質疑応答の場では合意形成には至らず。後で時間がとれなかった。(一度京都におよびして徹底議論すべきだな。)宮崎さんの講演には僕がくってかかって、それは講演後にかなり時間をとって議論した。大体、宮崎さんとの議論では、僕がやりこめられることが多いのだけど、今回は僕が優勢な気がしているが、どうだろうか。ただ、こういう話をしていると、伊丹君が今書いている論文とかはやっぱ教育的に大事だし、(まだ僕も理解しきっていない)次の学会での発表も大事だと思う。

2日目の夕食後、2階の広間で中山さん、中川さんとSST的な議論をしていた。それは論点整理として有意義だったのだけど、1階の広間からは、白石君の大きな声が響いていた。みると、さがわ、かわぐち、伊藤、白石でデーモン会議をやっているようだった。途中で、「さささん」という語句が(2,3度?)聞こえるたびに、下を見たが、よんでいるわけではなさそうだったので、そのまま2階でこっちの話を続けていた。23時に電気を消されて1階の人たちが上にあがってくると、ようするに、川口 vs  沙川対決があって、途中から平行線をたどったので多数決をとろうみたいなことになって、「ささをよべ」という文脈での「さささん」だったらしいことを24時ごろの露天風呂で白石君から聞いた。

1日目は、野地さんの講演に間ににあわず、夕食のときにあいさつだけした。夕食後は、折原さんと液晶の話を延々としていた。非平衡ゆらぎの題材としての液晶はずっと気にしているのだけど、液晶は個性があるのでやるなら気合がいる。


M1のKさんの話を2日目の昼食のときに聞いた。ポスターもなく黒板もなく紙もないときに自分の研究を声だけで説明するのは簡単ではない。途中でギブアップするかと思うこともあったが、次々と発する質問の山になんとか答えきって、やったことを僕は(多分)理解した。よい教員について楽しく修練している様子がよく分かったので、嬉しかった。

あと、宝谷先生に初めてお会いした。いい雰囲気だなぁ。僕が70歳を超えてそんな感じになれるかな。