火曜日

朝、昨夜の続きでノートを書く。「センサー・ゲート系でのエントロピー交換」という題名。見てくれそうな人たちにも送っておく。現時点でどういう意味があるのかは分からないが、この定理によって定義される「エントロピー交換」という物理量を調べていけば、知りたい系の振る舞いを理解できるのでないか、と期待する。

夕方、川口君から「少なくともセンサーゲートを単純化した系では、このエントロピー交換は事実上意味をなさない(非自明な値を持たない)」という指摘が届く。まったく...そのとおりだ。僕の動機となった白石君の模型の振る舞いも「この量」では何も特徴化できない。これは、どういうことか。「この量」が筋違いで、全く無関係なことをやっている可能性がひとつ。もうひとつは、「模型の単純化」によって本当にエントロピー交換が無効化している可能性がひとつ。

前者に戻るのは、もうちょっと後者でのたうってからでいいかな、、。というので、日付が変わるあたりから模型そのものを再考しはじめる。例えば、かってに模型を定義すると、「エントロピー交換」が値をもつ系はいくらでもできる。というか、ほとんど全ての系で定義できる。でもそれじゃ意味が分からないので、何かの極限でフィードバック制御系と(気分ではなくて)「定量的に」つながって欲しい。なるほど...。日本にはさがわさんを先頭にした悪魔軍団がいて、色々な雑談というか門前の小僧的知識として教わることも多いのだが、そうか...そういうことかもしれない...と少し気分が分かったかも。でも気分じゃ仕方ないので、定理によって自然に定義された量の関係によって表現していこう。