火曜日

朝、土曜日のステップ1、ステップ2を一気にやってしまう。おぉ、綺麗になった。

超巨大数の粒子の集まりに対して例えば乱流状態の配置のスナップショットをもってきて、ハミルトン方程式で時間発展させる。そのとき、時間発展を綺麗に表現することができて、その表現に付随したエントロピー生成が定義されて、それはゆらぎの定理を満たして(もちろん平均は正値で)、そのエントロピー生成の時間積分が局所的な状態変数を定義することが示せて、エネルギー論からその状態変数は「局所エントロピー」であることが分かって、その同一視を行うと上記の時間発展は既知の流体方程式と完全に一致する。すげぇ〜!(本当なら)個人的にはすごく面白い。「近似」は一か所使っている。ミクロ世界からみたときの長波長近似の主要項をとる、、というのだけ使う。(それをしないと綺麗にならない。)技巧的にはリュービルの定理と時間反転対称性を上手に使うだけである。(このような上手な使い方が20年の進歩?)

金曜日に素粒子論の院生からの質問を受けて、流体が熱力学の前にある論旨を古典世界でやりたくなったが、はまったな。。。これからテフノートを書くので、間違いが見つかるかもしれないが。間違いがなければ論文を書いて、ついでに6月くらいに大学院講義でもやろう。

午後、院生との議論。「設定や定義を明示的に。。」(僕にとっては)毎年の風物詩かもしれない。

夕方、木曜日講義(月曜日日程) の準備。アインシュタインの凄さは「統計力学ありき」では分かりにくいが、マニアックな構成にはしないようにした。