水曜日

これまで家の引っ越し準備は完全に家族にまかせていたが、今日は僕も準備に関わることをずっと前から決めていた。しかし、思ったほどはすすまない。(23日、24日のラストスパートにはまた戻る。25日は最後の駒場で26日、27日は有給をとって引っ越し明け。)夕方からは、長女の(最後の)ピアノの発表会。出張と重なったりして長いこといってなかった気がする。13年前にはじめてひとりで弾いたときのことを思い出したりしていた。夜に京都。

長い査読論文は半分くらいまできた。(「○○は明示的には文献で議論されていない。」というフレーズがいくつかあるが、表現が違うだけで常識的なことばかり。おまけに、エントロピー生成の分解でhatano-sasa(の原型)をやって、(hatano-sasa とばして)ましみにあーのたちと似ている、、と注釈している。おいおいおい。そのマルコフ確率過程での形式的な分解は僕が(hatano-sasa 論文のpreprint の4ヶ月前の)ノートに書いた表現そのものなんだけど。記号は違うけど。それとSSTをフォーマルに結び付けて、特に、Langevin の場合には色々な物理的量と関係することが分かったので、そのもっとも分かりやすい例題でみせたのわけで、形式的なことはそれより前に分かっているに決まっているじゃないか。(* langevin の場合のhouse keeping 項を明示的に書いて、local velocityとも関わっていることを見出したのは、はたのさんで、僕はのたくたしていた。) もちろん、2000年の段階でこの分解の理解は甘く、色々な人が検討してくれたことで僕の理解も深まっている。今でももうひとつ見切っていないのだけど。というので、ウルトラ冗長な論文を読まさされていて、むかっときたので厳しいことを書くかもしれない。

statphys のproceeding を書かないといけない。SST なんだが、この機会に色々なことを整理したいなぁ。(ちなみに、ボツルマンメダルのいよならしにおさんの講演題目が出ていたが、invited talk のときのタイトルそのままでしゃべるんかい。。。  これ だが、その話は、形式的には間違いなく hatano-sasa そのものだと思う。(fluctuating hypdrodynamics で hatano-sasa を書いたノートもあるはず。遅くても2001年頃。)論文に詳細なコメントを送るつもりだったが、強烈に忙しいときに重なってそのままになっている。何としても5月までに送ろう。いよならしにおさんは、KNST にinspire されて、non-perturbed version を作った、、と...じりお島でいっていた。でもなぁ、KNST は、個人史的には、Hatano-Sasaを(KNと相性がよい形に)変形してその平衡近くの展開からはじまったのだった。今や、KNST のnon-perturbed version はたくさんあって、Christianたちのバージョンや内輪の精度でNakagawaさんのバージョン、Tasakiさんのバージョンがある。わけがわからない感じになっている。依然として物理が見えていないので乱立している、というのは正しい。(形式的には綺麗なhatano-sasa も運動量が入ると綺麗さが激減するしなぁ。)