金曜日

ばたばたしている。今日まで研究会で、明日から別の研究会。全部出席すると破綻するので、うまく合間を縫っていろいろなことを並列でやっていく予定にしている。今週もそうだったし、来週はもっときついかも。。

研究会で、「オイラー方程式の散逸解」という文字通り見るとマッドなことを何度か聞き、終わってすぐに文献を調べた。オイラー方程式の範囲でも解のなめらかさを捨てると散逸解があって、それが乱流統計から期待されるスケーリングを関係していそうだ、、という話だった。しかもこのことは、何と、オンサーガが提案していた。(2006 年のRMP にEyinkたちが「オンサーガが何を考えたのか資料とともに解説」というのを書いている。)算数的には、例えば、決定論的熱浴の可逆力学系に対する時間反転対称性の破れ(エントロピー生成の存在)というのを思い出させるもので、確率測度をどう入れるかみたいな問題と関わるのだと思う。もちろん、話はそう簡単ではなく、オイラー方程式の振る舞いは力学系としても超むずい。それでも、歩いていると、すぐに思いつくアイデアというかとっかかりたいことがあった。(まぁ、この話を聞いた理論物理学者なら誰でもすぐに思いつくようなことだけど。)どうしよう。。ちょっと手があいたときに計算してみて、松本さんに相談してみようか。(3日間とも松本さんにあれこれ教わった。)

明日の講演準備がすすまない。スライドのシェープアップはぎりぎりかなぁ。ちょっとまだ多いので削りたいが、何か盛り上がらない。最低限はできているが、詰めの作業に集中しきれていない。半端な感じがいかんなぁ。うーんん。(いや、↑の問題やPURE GLASS 2013 や断熱ピストンの真の解 などをやりたいんだが。。まぁでも研究会に出たからこそ↑のことを知ったわけで...。)