日曜日

講義準備(その1):超音速流を実験室でつくる。設定のアイデアを堪能し、具体的な計算に入る前の準備に相当する式をさっと書けるかどうか..を確認する。文献を読んでいても準備の正しい理解が自明ではなく、それらは学部の講義に埋まっている。(例題での具体的検証はやらない。地道で面白くない解析だし。実際問題としては大事だけど。)続いて、超音速流がある系での音の伝搬について。これも設定の部分を議論して、計算は全面的省略して最後に結果だけ述べる。(そにっくぶらっくほーる)以上を今回は1回で済ます。(例年2、3回つかっていたはず。)

講義準備(その2):キンク間相互作用。数学的操作に不明な部分が残るけれど、30年前の先端をいって、綺麗な話で、ひとつのプロトタイプになっている。ただし、この綺麗な話からすぐにできる部分を超えて、欠陥相互作用の一般的なことを考えようとすると難しくて、大学院生当時の僕はあきらめた。今は、非可換渦の話もあるし、もう一度チャレンジしてもいいかもしれない。今から見ると、プロトタイプのキンク間相互作用の理解も甘かったかな。僕が大学院に入った80年代後半には、もはや、色々な方法で正しく導出されるようになった後だから、(正しい)計算はできるようになるけど、自分でぎりぎりまで考え込んでいないからなぁ。