金曜日

怒涛の日々がひと段落ついた。明日の土曜日は本郷にいくし、日曜日は月曜の講義二つの準備があるなど、ばたばたした通常の日常は続くし、引っ越し準備は(機密文書の破棄以外は)何もできていないが、目標にしていた諸々は終わり、ゴールが見えてきた。

帰りの電車で、arXiv:1210.2941 を読む。有限次元系におけるガラス転移(RFOT シナリオ)の問題点について明快に書かれているように思う。少なくともこの内容について完全に(自分の言葉で)消化したい。[ちなみに、この論文で唯一プレプリントで引用されているのが、(来週かさ来週に出版予定の)ピュァガラス論文である。正直嬉しいが、今の段階で評価される論文ではない....。]気が引き締まる。有限次元ガラスは、まさに今の問題で、内外の発展を意識しつつ、その渦中にある気がする。こういう機会はめったにない。[96年ごろに、small system の非平衡ゆらぎの関係式を模索していたときは、外を全く見てなかった。それを失敗例として今回に生かさないといけない。]