日曜日

24時間を超える帰国道中に色々なことを考える。今回は学問的に直接的に大きな進展はなかった。しかし、新たな知ったことはたくさんあったし、何より学問的なことだけを1週間考えるというのは、今の僕の環境でなりよりの収穫であり、気分一新どころでない大きな影響を与えた。そういう背景を考えると、生涯忘れない会議になっただろう。(帰国後しばらくはまだ研究時間がほとんどとれない日々が続く。)

その影響をうけて、僕が何をしないといけないのか。社会のこと、組織のこと、まわりの人のこと、家族のこと、個人的なこと、研究のこと...に思いをめぐらす。特に、研究については、ぴゅあがらす論文の思いもよらない評価(APS/AIPの広告報道の候補)というのに面喰って、というか、調子にのって、そっちを優先的に研究したくなってきた。時間スケールが想定していたより早いかもしれない。次に(査読者など)ガラス関係者と会うときに今のままでは恰好がつかない気がしてきた。せめて、このあたりまでいきたいが、、、とうーんんんんと考えても、それに向けてはそんなに妙手がない。

研究外のことを考えたりして、3度目か4度目かに「ピュアガラスの次の手」に思いをめぐらしたとき、単純な問いが見えた。そうか..まずは、ここからだ。これなら手がでる。そこを突破して、その次につなげる。そこを突破しておくだけで、次に会うときにも恰好がつく。よし...と俄然気分がのってきた。

どういう問題をたてて、どういう風に攻略するのか。どういう問題なら自分は楽しめるのか。答えを得たとしても楽しめるのか。その答えを他人に話すときに、喜んで喋れるのか。(他人に話して自分が面白くないようなら、客観的価値など得ようはずはない。)もちろん、他人に話して自分が面白がっても、他人は面白がってくれないことも多い。また、ステータスの理解不足で(他人にとってもはや)自明なことを喜んでしまう場合も普通にある。気持ちがのる問いをたてるのは難しいもんだ。


非平衡は、夏休みにたてた問いを展開させる、4月終わりの中川さんとの話を論文にする、その他小問を叩いていく。良質の小問に良質の解答をたくさん与えていくことで厚みがでる気がする。ちょっとこのあたりに方法については11月以降考えないといけない。(今年度の冬学期はまだ駒場で週2コマの講義があるので、ばたばたしっぱなしだろう。さすがに駒場でのアドミニ関係はなくなると思っているが。)