土曜日

終日、ねっころがって、黒玉と白玉の絵を一杯かく。今年の夏でそういう優雅な時間をすごせるのは、今日だけのようだ。ずっと記憶に残る夏休みだろうな。

しかし、残念なことに、ねっころがった成果はなくて、問題に次第に馴れただけで終わりそうだ。高温極限の摂動の範囲での知見とか、一般の問題の難しさとか、種々の形式の関係とか、一般論の範囲での不思議さとか...理解が深まった部分は多々あるものの、ぴたっとこない。例えば、線形輸送係数を系統的に上から抑えていく方法とかを考えることは可能だし、プラクティカルにはそのlowest だけでも近似値としてよいものになっているけれど、そういうのだけだと今一だなぁ。段々馴れてきたので、一切の知識を排除をして、Green-Kubo から出発して、線形応答係数の変分公式をだして、それを上から評価する方法なども考えれる。つまり、線形応答理論を使おうとする試みとして、探せば60年代に研究があるようなことかもしれない。

ただ、不思議なのは、その公式の根っこにある公式が、entropy 生成とtraffic だけでかけていたり、先にマクロ化するとadditivity principle と一致したり、近年の諸々とつながっているからである。そのあたりの関係とあわせて、ぴたっとしたものを見たかったんだが、もやもやしているなぁ。。もうちょっとのたうとう。