木曜日

分単位で予定を気にしつつ動く。そのうち、30分くらいの時間をとって、8月上旬に考えたことを根本くんにパパッと喋る。その日の夜には、僕ができなかったことも含めて、形式的な部分についての完全版が根本くんから送られてきた。[根本くんなら2,3日でやると予想はしていたが、あまりにも早いので驚いた。これだと田崎さんなみだな。]僕は初心者モード的に全てを愚直に計算して、成り立ちそうな式を予想して、それを示す...ということをやっていた。まだ問題になじんでないので、そうやって計算することで、徐々に問題そのものにも親しんでいく。根本くんは、さすがにもうなれているので、鍵をつかむと瞬殺で遠方から見れる状態になっている。愚直につきすすむ院生と経験を積んだ指導教員というよくあるような役割が反対になっている。僕は、そういう状態を目指している。指導教員が自分の経験の範囲だけの助言しかできない状態はぼくには嫌だから。

形式的なことは終了した。数学的には、ばらだんの93年の公式というのがあって、それとも等価になっている。実は、ばらだんの公式は、舟木/内山の本で、今週、偶然知ったのだった。予想していた式と「のり」が似ていたのだが、見た段階では色々と違っていた。水曜日には式の雰囲気が似てきて、木曜日に根本くんが等価であることを示してしまった。

そうなると...目をつむると、気になることが溢れてきた。研究集中期間が欲しいところだが、それは(気になるが)気にしないことにする。[ぶつぶついったところで事態は変わらない。やれる範囲で、どうやってやるのかだけ考える。]