水曜日

毎日、その日の予定TO DO を少し落としている。今日も100パーセントTO DO に集中するのでなく、考える時間をとった。(少しでもいいから、0にはしたくない。)

番号付き玉の充填問題をやっているが、僕が時間とれないうちに、計算機が僕の頭を追い越してしまい、片っ端から周期充填候補を見つけてくる。(交換MC、優秀だわい。)途中経過をモニターしていていると、途中まで、「典型的実験室ガラス転移っぽい状態方程式」をはじいていて、周期充填を見つけにかかると、そこへの1次転移に急激に変わる。計算機が見つけてきた周期充填を見ていると、「まぁ、そうだなぁ...確かに、これを超える不規則充填はないわぁ。。」やはり、この路線では、周期充填をつぶすのが難関になる。思い出すと、昨年5月GWに、それを踏まえて、まず不規則基底状態を作るという方針に転換したのだった。。

今の模型の路線(番号付き玉のハード拘束模型)で、ともかく周期充填をつぶす方針を練る。シルピンスキー使ったように数論的ルールを組み合わせたら...といくつか作ってみたが、片っ端から周期充填がつくれてしまう。(おかしなもので、作業は(当社比で)超高速化している。「3次元が見えない」、と言っていた昔の自分が嘘のようだ。)「困ったなぁ。こんな泥臭い試行錯誤続けるのはやっぱりアホかなぁ。でも、まぁ、これが僕のやり方だしなぁ。」とぶつぶついいながら、ハード拘束のルールを表現するグラフをあれこれ書いていると、「そうか、待てよ、こっちか。」というので、「本日の模型」がでてきた。今の自分の頭では最密周期充填がありそうな感じはない。とりあえず、計算機にかけてみる。(ハード拘束を表現するテーブルを読み込むようになっているので、「本日の模型」のプログラムを新たに書いてジョブを飛ばすのは1瞬で終了。)

この模型の高密度側の絵を描いていると、、あれぇ、、これってさらにこんな極限とばせばスターポリマーじゃないか。昨夏の奈良で松下さんの講演で実験の内容を知って、(2年前の札幌で)高野さんから教えてもらっていた。堂寺さんの数値実験の話を見ないといけないと思いつつそのままだった。ざっと画面からみる。なるほど〜、これで準結晶になるのか。機構をしっかり理解できないが、面白い。

カオス力学系の類推で、準結晶にもう一個の周期性が加わってカオス化する〜というような感じで不規則充填相を理解できないか〜とは、ここでも何度か書いたが、そういう意味でも準結晶が近くにあるのは悪いことではない。今の僕の模型の範囲で準結晶相があるかどうかは全く不明だけれど。