火曜日

二日が終わった。土日の感じからすると、さっさと治ると思った腰は、てこづっている。しかし、今回の腰の付き合い方は大分わかっていた。(毎回、違うんだな。)今回は、左側に痛みが走って、そちらの動作ができなくなる。今日だと、座っての仕事は30分で立てなくなる、立っての仕事は講義の120分で壊れる寸前だった。(講義終了後は、慌てて横になった。30分横になると落ち着いた。)通勤がやはり鬼門で、朝、品川駅で降りたときがきつい。新橋からゆっくり立って、ならしているが、バランスが戻らない。ただし、2年前の秋の、全く歩けないときに比べれば、ずいぶん軽度かもしれない。

月、火とイベントがたくさんあったので、休むわけにいかなかった。今月末までにすべき仕事も溜まっており、粛々とこなしている。(まだ山積なので、考えると憂鬱になるが。。)そういう中、気になる論文をパラパラ見て、あれこれ考えたりはしている。今の段階ではとりとめのないことだけれど。。。研究前のふわぁーという感じも嫌いではない。

講義は、「腰が壊れるかも...」という緊張感を持ちながら、時間配分は今季でベストだった。いよいよ難しいところにさしかかって、学生は大変になってきたと思う。[ファンデルワールス気体でカルノー効率を計算してくるのが今週のレポート課題。物質の種類に依存しないこと、サイクルのつくり方に依存しないこと、に相当する「奇跡的なキャンセル」を堪能し、その背後の一般的機構としての第2種永久機関非存在の強力さを納得してもらおう、という意図。]

今年のクラスでは、文Iの学生(1年)がやはり印象深い。講義を大変熱心に聴いているだけでなく、レポートも素晴らしく出している。今しかできないから、、ということらしいが、17年間で初めてだ。(文系物理ではなく、理Iの学生向けの講義。)理系学生が哲学の講義でもっともアクティブに参加するのと同じか...。これは、ありそうだが。。