金曜日

朝、メールを開くと、茶碗谷さんから「日記に書いてあった写像、自明ですよね?ガラスなんかと関係あるんですか?」という短文メール(表現はねつ造)が来ていた。他の人(例えば、僕)がそんなことをいっても余りあてにならないけれど、彼の見え方の半端なさは良く知っているので、短文から情報を読み取って真面目に考えるべきだと思った。。。が、今日も予定は立てこんでいて、それを考えるのは夜まで先送ることにして、とりあえず、よくわからん、と書いた。3回のやりとりでちょっとづつ文章が増えて、やっと解読可能になった。

全くその通りだった。10/2の日記に「できなかった」と書いた不変測度も(したがってLyapunov 数も)簡単に分かる。おまけに、そこで予想した弱カオスははずれていて、純然たる準周期運動(QP)だった。区分線形なのできっと分かるはずでそのうちにプロに聞こうとは予定してたけれど、写像の性質についてはこれで相当なことが分かる。

それがQPなら、今見ているのは、quasi-periodic order か??という悪夢が頭によぎる。真面目に考えるのは明日にしようと決めていたのに、帰宅直前に太田君が喋りきて、ついでにこの話になって、茶碗谷の結果を伝えたら、「これはやばいですね。終わりですね。」と死亡宣言をする。うるさいなぁ。分かっているけれど、ゆっくり明日考えるつもりで封印していたのに。。。

結論からいうと、最密状態(基底状態、真空)には QP order はあるとしかいいようがない。(素直には見えなくて、隠れているけれど。)しかし、それは1次元秩序なので(k_x=0)、有限の化学ポテンシャルの熱力学系ではこの秩序が残ることはない。それでとりあえず納得して帰宅した。

20分で計算できるグラフなどをとりあえず整理して、ノートに貼り付けた。謎いデータがあるなぁ。何だこりは。。。奇妙な転移はあるようなデータに見えるが、像が見えているわけではない。全体の論点整理は休日にする。