水曜日

研究会:会議直前でばたばたとキャンセルがでて、議論したいと思っていた人が来なかったりしたのだが、モンタナーリさんがきている。ガラス関係の確率過程でも圧倒的な存在感をアピールしている人だ。今は、すたんふぉーどの数学にいる。いわゆる、めざーど本の共著者でもある。(カタカナの変換に時間がかかるのでそのままにする。)k-core に関連して、でんぼ=もんたなーりは、(じゅりおに教えてもらって)一応結果だけは抑えていた。

今日の岩田さんのk-core の講演で、出るだろうなと思っていた質問(その1)はそのままだったけれど、質問(その2)と予想していたのは想定外のコメントになった。数学者の研究も凄くすすんでいて、その設定ならゆらぎの時間変化もexact なところまでいっている - とおっしゃる。数学者の文献(2009)は教えてもらったので、後ですぐに確認するけれど、うーん、、どういうレベルのexactなのかな。(使えないexact もあるしな。)

休憩時間に詳細に教えてもらっている途中で、脱線して面白いことを聞く。もんたなーり=すめるじゃんというランダムグラフ上のガラス動力学についての80ページくらいの論文があるのは知っていたが、p-spin glass の数学方面からのアクセスかな、くらいで読まずに積んでいた。その論文に関連して、こういうことがk-core でもいえるんだ - という。(その論文では明示的な注釈がないけれど、練習問題として計算したという。)これは面白い。本当かいな。しかも、これはk-core という簡単な模型だけに関わるのではない。例えば、ランダムグラフ上 p-spin glass では、MCT はexact でなくなるが、そういう場合の MCT -class の理解の仕方の鍵をも与える...と。ランダムグラフ上動力学に限定しているけれど、刺激的な予想のように思える。

少し自分で手を動かして計算しないといけない。やはり、練習問題がまだ圧倒的に足らない。

懇親会の2次会でいった日本酒の店が素晴らしかった。田中さんにどのような経緯でこの店を知ったのかたずねると、何と、この店を教えたのはレンカらしい。なんという。