火曜日

終日ばたばた。

昨日の日記で「非常に綺麗だが違っている」と断言してしまったのが気になった。数学的に怪しいというか詰めれない操作が一か所入っているのはそうだが、だからといって違っていることにはならない。成り立ちそうもないから違っているというのはだめで、違っているなら反例をひとつみせれば十分だ。

というので、朝の電車からぼちぼちやって合間も使って簡単な例で計算すると、あれ?あっている...。偶然か? 試験監督中、するどく監視をして歩きながら、成り立つとしたら直接示せるはずだなぁ、、と頭の中でシンボルをくりはじめた。

あれ、これ、どこかで見たことある...。どこだっけ...。いつものように風景から入る。あ、カプセルの中だ。ノートを見ている。板倉さんのだ。2008年3月中旬だ。部屋に帰ってそのころのメールを掘り起こして、打ち出す。ビンゴ。示そうと思った式そのまんまんまが書かれている。帰宅後、手を動かしてチェックする。たしかに成り立っている。

(ある広いクラスの)マスター方程式の統計的性質(ただし時間の1点関数に関してだけ)は、とあるLangevin の統計的性質から決まるのか。。(サイズ展開のLangevin とは別物。)僕は、大久保さんと板倉さんの書いたものをおっているだけで、本質的な寄与はないのだが、 素朴に面白い。[ちなみに、このふたつのLangevin がどう移るのか、、というのが準備中の論文の主題である。]

ちなみに、↑の「数学的につめれない操作」とは、積分路を複素面で自在に操る操作のことで、学生時代からびびっていて、今だに手が震える。