金曜日

昨夜、P(q) という(知っている人は記号だけで一意に特定できる)量を整理した。ふむ。明らかな異常性を示しているが、どのように解釈していいのかよくわからない。そのデータをふくしまさんに送って、寝る。

今日の昼、歩いていると、「おいおい、P(q) の前にP(ρ)はどうなっているのだ?」という心の声がした。確かに、P(q)について「何か」を言うとき、P(ρ)について知りまへん、、では話にならん。会議の直前にとばしておく。

Dosker-Varadhan の話に影響を受けて、1次元Ising相互作用格子気体の密度ゆらぎのlarge deviation の式を書いた。あぁ、ハード極限だと、こんな形になると...。で、久しぶりに、Derrida, Lewobitz, Speer (DLS)を取り出して比べる。うにゅうにゅ..見かけは何となく似ているが、精神は全く違う。次の可能性は、行列積表現+Donsker-Varadhan =DLS というほぼ狂った予想だけれど、パラパラみる。さて、(形式的にはわからなくもないが)難しい。ポアンカレー研究所で聞いた話はどの論文にあるのだろう。

教職員の歓送迎会があった。最後の方で、3月で東大を退職された鹿児島先生に、マイクロスケールからナノスケールへのクロスオーバーについて演説をしてしまった。忘れないように参考文献を送ろう。酔っ払った勢いで、「送るのを忘れてたら、連絡ください」といった気がする....。一般には非礼極まりないのだろうな。(大学院1年のときに、低次元有機伝導について発表する機会があって、そのときには、鹿児島先生の書かれた解説も勉強したのだった。23年前か。ほぼ折り返しなんだなぁ..。)