「physical biology of cell」を買った*1。ちらっと見たが、これは読めそうな気がする。12年くらい前かな、cell を持って歩いたり、Nature を自宅で私費購入したり、、してみたが、ちっとも友達になれなかった細胞に少しはなじめるかもしれない。持ち歩きたいが、今の鞄は小さすぎる。以前に使っていた巨大サイズをどこかで買おうか。Mezard 本も結局家においてある。持ち歩きたいのに。実は、Baxter 本も買ったのだった。Exactly solvable model から Exactly solved model にタイトルが変わっていた。学生のときに図書室で借りたが、会話するまえに手離したのだった。今、急にピントがあったから、楽しく読んでいる。家には Conformal Field Theory の本もあるが、ピントがあわない。いつかピントがあうときがあるだろうか。(わかんないよ、、、例えば、2次元平衡統計力学モードが急速に成長するとかの可能性は今はノンゼロだと思う。)

昨夜、24時手前まで大学にいた。その直前に、夜中に(計算機に)計算させようと飛ばしたプログラムは自分の意図とは違う別物だった。22時くらいから何をやっていたのかどうも記憶が曖昧だ。この問題については、記録モードに入っているので、計算機にやらしていることは「メモ」というファイルに走り書きがある*2のだけれど、それすら解読不能。でも、いずれにせよ、転移点の有無については、福島さんのアイデアがほとんど唯一の決め手であることには違いない*3ようだ。それと同じ精神のもっと素朴な量は、数値として見るのは非常に困難なことを確認したのが今日の僅かな収穫。

*1:正確には院生が買うときに、便乗して「もう一冊」といっている。Mezard本やBaxter 本もそう。

*2:ただし、研究の萌芽的段階だとメモはない。ちんたらやるのが性に合わないので、高速に大量に試行するからメモ書きする時間がもったいない。

*3:動的臨界現象におけるモード結合;振動子の集団引き込みにおける位相;サドルノード分岐まわりのゆらぎの脱出時間、などのように、特異性を最大限に尊重する量に着目すると見えないものが見えてくる。こういう知見が広い意味の統計力学の醍醐味でもある。