金曜日

事務用品を扱う業者Aの担当者と会い、計算機周辺機器を扱う業者Bの担当者と会う。名刺をもらってばっかりで、こちらはだせない。そういうドタバタの日。

空き時間で、学会シンポ講演のための資料収集をする。うーん。19世紀や1960年代の話はやめよう。プロフェッショナルになったあとならともかく、初心者モードで歴史を語るのは僕の柄ではない。実際、1990年代以降の話でも膨大な量があって、中々大変だ。文献はざっくりみて1000くらい。そのうちいくつかの論文を見ていると、稲垣論文にひとりの査読者が「尋常ではない査読書」を書いてきた理由が少しわかってきたかもしれない。もう少し資料を読んで、査読コメントを消化しないといけないが。。

最近のジャミング関連では、フェルナンデス=ザンポーニさんの「才」が際立っている。今、乗りに乗っている頃かもしれない。確か、学位をとって4年目くらいだと思う。彼の知識と考えた量に対抗できる人は日本にはいない。今の僕もまだ遥か及ばない。そのうちに追いく予定だけれど。(彼は非平衡基礎に走っていた時期もあって、そのテーマではこちらに余裕があったんだが。。)

preprint を見ていたら、またもや、FDR violation のPRL 投稿か...。Hayashi-Sasa やHarada-Sasa が引用されているのはいいけれど、何か気にいらんなぁ。(クリスチャン=マースさんへの返事もまだ書いていないし)このテーマについて少しまとまった時間をとりたくなってきた。過去の自分を守るためにも..。

別のpreprint では癌化の模型がSN + noise になる、、という話があった。鹿児島学会で甲斐グループの話に反応したように、ありえると思っていたのがちゃんとあったので慌てて読んだ。関連する実験や模型についてこの機会に勉強しよう。細胞を対象に理論物理センスの研究をするなら、「増殖しない細胞」か「がん細胞」を題材にすることからはじめるのが鉄則だろうしなぁ。