日曜日

昨夜、布団に入ってから、ごろごろ考えていた。もっとも簡単で非自明なクラスは「これ」だなぁ。「これ」をきちんと理解すれば風景が変わるはず、、と。ふむ、、、即答はできないが、何とかなる...むにゃむにゃ...で眠った。

朝、その続きが気になったけど、ばしっと見えない。しかし、明らかに先行研究がありそうなので、ちょいと調べてみる。すぐにひっかかった。'95 年に「ほぼどんぴしゃ」の長い論文があった。画面の上から解析をみると僕がつまった箇所の乗り超え方が良く見えない。それに関連した「読んで楽しそうな概説」が2−3年前。そこからさらに非自明な発展が昨年。そのあたりを明日ダウンロードするか。確かに思ったとおり、簡単で非自明なクラスがこの辺にある気がする。もともとは'81 のデリダさんの論文にinspire されてあれこれ考えていたが、考えている筋をはずしているわけではないようだ。研究にはほど遠く、助走以前だけれどね。。

日記を公開しているのは、2000年10月24日からである。 ここ を参照。Hatano-Sasa 投稿前夜からはじまっているから、既に非平衡統計の専門家みたいである。しかし、そのたった4年前の1996年の秋には、まだ多くのことを理解していなかった。例えば、オンサーガーの本質はまだわかってなかったし、線形応答理論も自分の皮膚に取り込んでなかった。簡単な例題を真面目に考えてつぶしていく、という初心者モードを繰り返していたのだった。そのあたりの記録を残していないのは少し残念かもしれない。今のランダム系の統計力学や動力学もまだ初心者モードだが、それがどう変わっていくのか楽しみでもある。