日曜日

朝、MCT解析ノートの手入れ。構成の大幅変更。ずっと気落ち悪かったいくつかの点がこれで完全にすっきりしたように見える。打ち出してもう一度眺めないといけないけれど。すでに岩田さんがしていた計算にひとつの寄与が加わるだけで済むようだ。(岩田さんの100ページの)計算チェックは次の週末。追加の計算が悪さしないかどうかは岩田さんの結果待ち。この仕事は、J. Phys A のFTC(Fast trac communication)を狙っている。あと一ヶ月で投稿できるといいが、分量がどんどん増えているなぁ。

午後、履歴依存論文の手入れ。稲垣さんからはじめて論文草稿をもらったのは実は半年以上前だった。テーマ的には数年前に稲垣さんが駒場にいるときに話していたことだったけれど、今回は大槻さんと稲垣さんが京都で会合を重ねて研究をやりなおして、結果をだして、その草稿まであげてきた。その時点で僕の寄与はゼロ。(昔にそのテーマを話した、、というだけだから、本来、著者に入るべきではない。)ただ、著者に入ると決めた以上は、サインだけではすまされないので、出来ることを(できる範囲で)やってきた。

まず、最初にもらった草稿をみて、ターゲットを PR E (brief note) に決めた。そのために必要な結果を中心にコメントをしていった。次いで、秋の学会で、研究の位置づけについてさらに議論を深めた。これを受けた結果の草稿を一ヶ月前にもらっていた。この段階でターゲットは、PR E (Rapid Communication) だった。その時に論文草稿の編集権をもらっていた。自分が好きなように書きなおしながら、この内容について、太田君やDauchoud さんと話をしてきた。京都滞在中に気になっていたいくつかの点を直すことで合意がとれて、稲垣さんは計算を全部やりなおす決意を固めた。その時点でターゲットを PRL に変えた。そのため論文構成もいじることにした。今日やっとひととおりの構成いじりが終わったので編集権をいったん放棄した。あと一ヶ月で投稿できるといいなぁ。

夕方、SN分岐まわりのゆらぎの解析論文に手をいれはじめる。これ..研究はもう2年前になる。11月中旬に草稿の改訂版をもらっていた。加わった部分を何とか今週中には手入れをしたい。理論的には大変意義があると考えている論文だけど、分量が多いので難儀している。 Phys. Rev. E 16-17 page くらい。1月中には投稿したいよなぁ。