火曜日

朝、科研費関連の〆。交付申請書他3点と実績報告書を同時にしあげる。わからないところはとにかく電話して聞きながら、それでも間違えてやりなおしたり、、毎度のことだけど。別の書類にとりかかって区切りをつけたところで、朗報が...。

まだ喜んではいけないし、油断は禁物だが、KNST論文の形勢が一気に逆転になった。その査読書に中に、「拡張クラウじウスは君たちがはじめてでないので、この論文をひいておくように」、、という指摘があった。Ruelleの2003年のPNAS 論文だった。ともかく昼ごはんを食べながら読む。式をささっとみて、こちらの言葉に翻訳すると、たしかにそう見える。(いわれないとわからない書き方だし、そもそも拡張クラウジウスとはどこにも書いていないのだけど。)

でも待てよ、自分たちの結果と比べるとおかしいな、、ともう少し丁寧に論旨をおいかける。ここでこの条件を使っているから、非平衡には拡張できない、、と判断して、レストランをでる。メールでさっと意見をおくっておく。夕方、田崎さんから、「いや、拡張クラウジウスになっている」とのメールがきて、あらためて核心部の式の文字の定義や使っている条件などを丁寧にみる。

うーん。(計算はおってないが)文字の定義と条件と式の流れをおった範囲では、拡張クラウジウスになっているようだ。[ただし、系は運動量の大きさが一定にたもたれるタイプの決定論的モデルである。] しかし、命題の成立条件が少し僕たちと違っている(ようにみえる)。何だかまだ狐につままれた感じで、まだピントがあっていない。