日曜日

朝からずっと、10月10日の発表の準備。ものすごく時間がかかっている。どうもスライド作成作業が苦手だ。(うなりながらやっとつくった絵が、パソコンの本日2回目のダウンとともに消えたりすると、泣きたくなる。)ともかくversion 0 を宣言する。予定では、夕方までに、査読への対応のスタートと揺らぐフロントのスケッチまでするはずだったのに、どちらも手つかず。まずい。普段なら、ここで睡眠を削るモードにはいるのだが、とにかく体調第一で動きたいので、それはしない。となると、、厳しいな。(J. Phys は改訂版の投稿に締切があるのだ。編集部に「まってくれ」のお願いメールを書こうかな。前にお願いしたときは、待ってくれた。改定案の方針は頭ではできているのだが、手を動かす時間がない。。)

今日のパリはよい天気で、外もにぎやかだ。(さっきから「鼻がぷーん」の音楽がなっているように聞こえるは気のせいか...?)散歩すれば気持ちいいかもしれないが、今日は部屋から一歩も外にでないままになるだろう。来週の週末も完全に籠ることになるのは確実である。[93年の滞在のときには、休みごとにセーヌ川沿いを拠点に散歩して、毎回ルーブル美術館にいった。それでも、まだ全部みれてない気がする。今回は、どこにもいかず、研究所とアパートを往復するだけの予定。]

さて、10月10日には、1時間講演として、Hatano-Sasa, Komatsu-Nakagawa, Sasa-Tasaki を喋るのだが、Hatano-Sasa に関連してお盆のころにやった拡張クラウジウス等式まで踏みこむ予定にしている。ところで、平衡系の場合、クラウジウス等式はミクロからみると断熱定理だから、拡張クラウジウスもそうあるはずである。僕がお盆のときにやった証明では、Komatsu-Nakagawa を経由せずに特殊技巧を使ったが、Komatsu-Nakagawa + 断熱定理の方向で拡張クラウジウスが実に鮮やかにだせることを3日前に田崎さんからのメールで知った。証明が簡単になるだけでなく、理論の構造が明晰になり、これでまたひとつ核心に近づいた。.... そうすると、次は当然 Sasa-Tasaki だよな。。。。というわけで、おもに地下鉄にのっているときにぼーと頭でくっていた。あまりよく見えないなぁ.... と思いながら、別に焦りもせずにいた。(あ、忘れかけていた。8月下旬には時間をそれなりにとって考えていたのだった。そのときは、結局、部品不足を認識しただけでおわっていた。)そんな今日、田崎さんからのメールでひっくりかえった。

本当かよ...? 本当なら、本格的に山が動きはじめて、この10年間の諸々が雪崩的につながりはじめるかもしれない。しかし待てよ、まだ釈然としないことがいくつかある。深呼吸だね。

論文改訂のファイルを開いていたけれど気になって仕方ないので、一旦、パソコンを閉じてシャワーをあびる。あ、、なんとなくみえてきたかな。。こんな感じかな。式をいじっていないままに、メールを書いておく。