月曜日

講義。久保論文の設定でもっとも明晰に(Nakano-)Kubo公式をだした上で、物理としての問題を述べる。講義のはじめに、「まてよ、密度行列って既知か?」と不安がよぎって、そこをちょい説明したため、最後の物理として問題を議論する時間が予定より少なかった。まぁ、でも最低限は伝わったであろう。(先週、昨日につづいて3回目の計算なので、比較的スムーズにいったが、どうしても符号が空ででてこなくて、そこだけノートに戻ってしまう。ちょっといかん。)

講義をしたせいで、量子系での線形応答について「one try」したくなってきた。古典の場合には、先週の講義でやったように「大幅に」物理的理解に近い構成が可能である。すぐにわかる難点はいくつかあるが、あそことあそこを「演算子恒等式」で頑張れば何とかなるのでは...。ま、誰でも思うことだから、簡単ではないだろうけど。

先週に引き続き、修士論文の中間発表。今期6人の審査が終了し、来週あとひとり。ひとり40分だから、計4時間40分か。。たぶん、個人史上最多の気がする。