土曜日

Iwata-Sasa regular paper: 解析の部分の手入れをしていて、ちょっとした考え違いに気がついた。EPL論文には、間違いではないが正確さにかける言葉がある。最悪の場合には指数がかわってしまう可能性もあるので、考え直しが必要になった。うたた寝して、起きたときに別案ができたが、たしかに変だなぁ。(指数の値はかわらない。)知らず知らずのうちに、通常の臨界現象の性質にひっぱられてしまっていた。ちゃんとみると、それがやばいところがあったのだ。査読者が明確に指摘した「変さ」の意味をさらに理解した。例えば、Biroli*1-Bouchaud type の解析からすると、僕らの結果は、非常に不自然なものになっている。そのあたりの対応も急速につめないといけない。

ワード文書を書く。ふー。フロッピィードライブがなかったので、メモリーにいれて、事務の人のパソコンに差し込んで文書を提出することにする。そのあとで、英文の文書草稿書き。ワードを使わないのでこちらの方が時間がはやい。.... で、日付変更線か。

Felix (Ritort)の運転する車で、Chris (Jarzynski), Gavin (Crooks) とドライブした話を林さんから聞いた。学問と直接関係なくても、そういう話を聞くのは楽しいことだ。(田崎さんが Lieb, Spohn, Lebowitz とSinai の家で夕食をとった話を日記で読むのが楽しいのと同じ。世代(と現在の格)は違うけど。)

*1:板倉さんによると、BrezinはBiroliを高く評価しているらしい。そうであろうな。Biroli-Bouchaud 論文を読んだとき、Biroliの名前は頭に残らなかったが、最近、彼が関わっている論文を読むにつれ、(一流の)才能を感じるようになった。Bouchoud もそうだけど。