日曜日

project-Ohta: ある程度研究されている現象群に対して、ちょいっとトレンドっぽい新しい視点で解析しよう、、というやや安易な路線を(太田君が)選んだ。金曜日の深夜に、何とか前にすすめそうだ、という感じのメールがきたので、いよいよ本格的にはじまるかもしれない。ただし、第一歩は、明日、preprint server にでてもおかしくない。無論、ある程度研究されているとはいえ、現象として面白いので、まとまった勉強をするにはいいし、理論的にきちんと追求するのはそんなに簡単ではなく、1年くらいかけて試行錯誤するには、ちょうどいいかもしれない。僕もほとんど知識がないので、急速に論文たちを読まないといけない。明日、議論。

project-Miyama: 論文草稿をいじる。第一歩としての研究内容はいいのだが、論文としてまとめるには色々なことを考えないといけない。明日、議論。

本の校正:アインシュタイン講義の原稿を書いて約1年になるが、やっと校正になった。担当編集の方が丁寧に読んで表現に関する改定案を書いてくれている。結局、ほぼ従った。時間をかけすぎたかもしれない。明日、発送。

インドからの手紙:インドからの質問に答える。技術的なことには即答だが、物理的なことには言葉がにごる。(何度か考えたはずなのに)、やはり他人を説得できるまでの理解に到達していない。こういう質問・回答を日常的にくりかえすのは大事だと思う。

D論読みは、少しづつ。他、事務的なことを済ます。よし、ここまでで、今日すべきことが終了。夕方になったが、昨日、板倉さん(KEK)からメールで教わった問題を考え始める。まだ全体像が見えないが、今日の時点では、僕たちが今苦しんでいるのと同じカテゴリーの問題のような気がする。明日から本格的に考える予定。

板倉さんのお名前は、たしか、初秋ごろにGoogle 検索でみつけたのが最初だったと思う。カラーグラスの問題から揺らぐ反応拡散系の世界に入っていることは、公開されているスライドやセミナー案内等で知っていた。背景については気分しかわからないので、いつか5時間くらいのセミナーをお願いしようと思っていたが、ガラスといってもだいぶ違いそうだから、慌てることはないかな、、とゆっくりしていた。揺らぐ反応拡散系の解析については、最近まで、僕はその難しさを認識していなかったので、その点について緊急に議論すべき、、という雰囲気でなかった。揺らぐフロントの問題との接点についても、この2ヶ月で何度か意識したけれど、まとまった時間がなかったので後回しにしていた。冬休みに読むreview をさがしていて、「揺らぐ反応拡散系なら、このあたりが候補かな、 月曜日にざっとみて冬休みに読むのにふさわしいかどうか判断しよう」ときめた金曜日の深夜、板倉さんのBlogに、明らかに僕のBlogをみたと思われる記述があり、また、そのreview についても、もう深く勉強されていた感じだった。

あれ、僕のBlogをみていたのですか...。僕も板倉さんのBlogをときおり拝見していたので、お互いにBlogをみながらも、連絡していない状態だったらしい。これは、もうコンタクトをとるしかないので、挨拶を送ってから寝た。昨日、何通かのメールをやりとりをしているうちに、上記の問題を教わった。そして、それが、僕らの問題と近いとなれば、このタイミングを逃してはいけない。