火曜日

高等研研究会初日。高等研へは3回目なんだが、過去の記憶があまりない。よくわからんのでバス停でおろおろしていたら、研究室の博士課程のメンバーがそろって歩いてきたので一緒にタクシーでいく。

この研究会は、川崎恭治さんが高等研のフェローになられた関係で開催された閉じた研究会である。今日はふたつの講演だけだった。Chong さん(分子研)のMCT に関する明晰なレビューからはじまった。Chong さん御自身の仕事の詳細をふれる前に2時間がたってしまったので、講演者や専門家にとっては(時間が足らなくて)不満が残ったかもしれないけれど、僕は満足した。Kim さん(Korea)の講演は、さりげなく、すごい進歩を喋っていた。Kim さんは、「さくれーグループが昨年やったことにつけたしただけです、、」を謙遜していたが、いやいや、昨年のSaclayの論文は、論点整理としては重要かもしれないけれど、結局、問題を解けなかったわけだし、重要な結果だと思う。