土曜日

昨日書いた「研究外のことがすすまないと研究がうまくいかない」は間違いで、おそらく逆が正しい。「研究がうまくいかないと研究外のこともすすまない。」自分の本来したいことができないとき、ついついその原因を他に求めてしまうのは、人間らしい素直な感情ではあるが、冷静になりたいものだ。

というわけではないが、非線形固有値問題にけりをつけることにした。まず、現在の状況では、とどめはさせていないが、ほぼ間違いなく、手で計算した固有値の漸近値と確率過程の数値実験は矛盾する。そのとどめのあたりでおたおたするよりも、まず、固有値の計算結果が正しいかどうかをみるべきだろうから、非線形固有値問題を数値的に直接解く。これで、解析が正しいことはほぼ確定。しかし、そうすると、論点が他にうつってしまった。1) 数値実験に何らかのミスがある。 2) 確率過程を非線形固有値問題に帰着させる論理にミスがある。 1) に関して、すこし気になることがあったので、速攻でたしかめてみる。。うーん、、今のところは、そこではない。 そうすると、2) だが、さっぱりわからない。しかし、袋小路でおたおたするより、動きのある方が気分がいい。

ちなみに、この解析では、Harada-Nakagawa で問題になっていた箇所と同じ算数が関係する。そこでも数値実験と解析が一致していなかったので、何か共通の落とし穴があるのかもしれない。