金曜日

Otsuki-Sasa の査読者への返事:否定している査読者に対する反論(というか、査読者のコメントがコメントとして成立していない説明と、コメントの可能な解釈の列挙と、それぞれに対するこちらの見解)を書きはじめる。大槻君の原案に上書きする形でかいているが、まだ、大槻君原案の1行目に到達していない。話をはじめるまえに、論点をちゃんとしようぜ、、ということをできる限りする。レポートの相手は、査読者ではなくて、編集者。 丁寧に細かくみているひとりはOKだし、否定している査読者はぼそぼそと意味不明瞭なことを書いているだけなので、もう受理してくれてもいいと思うけど、編集者がその一人の反応を気にしているらしい。これで最後にしたい。PRL から数えると何通目のやりとりになるだろうか。しかし、おかげでいろいろな論点は全て列挙された..とは思う。

Moore らの論文: 動的な転移はなく、静的な転移があるのは、もはや常識、、という強い口調で書いてある。こういう話を常に聞いている人たちからすると、来週投稿するχ_4論文は目にもはいらないなぁ。しかし、論文の質はかわり悪いと思う。有名人のPRL論文だけどなぁ、、まだ途中までだけど最後まで読むとほーというところがあるのかな。

Iwata-Sasa II: 院生の場合、D2終了までがひとつの区切りになる。岩田さんはあと1年半、みやまくんがあと2年半、というのは、いつも意識している。岩田さんのあと1年半のあいだで、理論物理の意味で制御された計算だけで、ミクロからχ_4 までもってこようとしている。”田崎さんが「うーん、その厳密証明を考えてみようか」というレベル”にまでくればいいな。かなりやばい課題だが、今だからこそ挑戦できる話だと思う。今週、その足がかりでおたおたしていたが、(小さい)いくつかの進展はあった。今日も、前にすすめるかもしれない案がひとつ残って楽しい気分になったが、家でちょこちょこ暗算していると、何か変だ。やはり、そんな甘いものではないか。(単なる僕の勘違いで、岩田さんはうまくいっているかもしれないが。)

今週の個人的成果で実はもうひとつあるのだが、事情によりしばらく封印。時期がきたら書くつもり。